デッドデッドデーモンズデデデデデストラクションを今更一気見した
アニメ『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を今更一気見しました。その感想文です。
この記事にはネタバレを含みます。
あらすじ
東京の空に突如UFOが出現した！しかし日常は続いていく。
感想
とんでもない傑作だった。
正直なところ、視聴前から前半にかけては、なんというか底の浅い作品だと思っていました。特殊なシチュエーションの百合コメディみたいなもので、特に深いテーマ性もないのではないかと。
特にその疑惑を深めたのが、過剰なネット用語の使用と、妙に斜に構えた感のある登場人物たちの性格、そして主人公の声優にあのちゃんを起用している点です。私はあのちゃんが好きではないのです(唐突)。それ故、どうせファッション程度にサブカルを消費する一般大衆向けのしょうもない作品だと思っていました。
しかし、作品は予想以上に深いテーマを持っており、視聴を進めるにつれてその魅力に引き込まれていきました。
この作品には、作者の憎悪と愛が詰め込まれていると感じます。憎悪は社会全てに対するものです。政府やマスコミ、左翼活動家の描き方は完全に2010年代のネット文化に毒されたもので、思わず共感性羞恥(誤用)が出てしまいました。何度か出てくる、地球滅びないかなというセリフに象徴される立場です。
一方で、これまた2010年代のサブカルチャーに対する愛も感じられるのです。話の骨格は、シュタインズ・ゲートのギミックを使って魔法少女まどか☆マギカを再演したようなものでした。門出の兄はダルだし、主人公二人の関係はそのまままどかちゃんとほむらちゃんそっくりです。加えて言えば、赤い眼鏡とか、間違いなくほむらちゃんを意識したものでしょう。そして過剰なネット用語の使用はシュタゲのパロディだと思えば全く許せてしまいます。
そして最終話に明示される、イソベやん=ドラえもんの名を主人公二人に分配していた事実。これについてはそんな露骨に提示しないほうが良かったんじゃないかという気がしつつも、初見時はだいぶビックリしてしまいました。
日本人はSF作品に接する素養が高く、その原因はドラえもんらしい…という主張を以前にネットで見かけました。
比較的最近のアニメを踏襲しつつ、「大元をたどればドラえもんだよね」と作品で語ってきたのは、大変良かったです。
疑問
さて、物語は最終的に大団円を迎えましたが、まだいくつかの疑問が残っています。それを考えていきたい。
しかし、調査は行いません。漫画が出てからしばらく経ってるし、ネットでググれば謎の答えはあっさり出てくるでしょう。それでは面白くないし、作者からの挑戦を退けることになってしまいます。
なので、全く外部情報なし、アニメ全話(と漫画1巻)を履修しただけの状態から検討していきます。
なぜ、3つ目の時間軸では母艦の到来を回避できたのか
最初の時間軸で母艦がやってこなかったのは、二人がイソベやんを助けたことで、彼が本国に虚偽の報告をしたからです。 一方、2つ目の時間軸では、凰蘭が門出と共に塾の夏期合宿をサボった結果、それらのイベントが発生しませんでした。おそらくイソベやんは人類に失望し、母艦を呼ぶことにしたのでしょう。 では、3つ目の時間軸では、なぜ母艦がやってこなかったのでしょうか。
なぜ、3つ目の世界線では門出の好きな漫画がイソベやんではなくずんだッチなのか
最後に聞こえてきた門出達の声は何だったのか
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アコースティックギターに挑戦した軌跡です。練習方法、コツ、おすすめの原神の曲の譜面等もご紹介。
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