この記事はステマやアフィリエイトではありません。
最近、運動をしようというモチベが高まっています。そこで、スマートウォッチを買うことにしました。
背景
スマートウォッチ的なものを買ったのはこれが2回目。
2021年には Xiaomi Miband 5 を1年に満たないくらい付けていた。買った理由としては、運動のモチベ改善が40%、サウナに入っている間の時間計測が60%という感じだった。
私は視力が致命的に悪いので、メガネもコンタクトも無いと本当に何も見えない。そのような状況がサウナに入っている間はどうしても発生してしまうので、時間を測るために必要だった。
Mi band 5はとても良い製品だった。とにかく安く(3000円くらい)、サウナのような過酷な環境でもどうせ3000円だしと気楽に付けていることができた。
当時は正確に6分間サウナに入っていたかったので時間を知ることが重要だったが、室温によって最適な時間は変わるだろうし、結局自分が満足するまで入っていれば良いじゃないかという心境に変わった。そのため、Mi bandをサウナに持っていく必要がなくなり、購入した理由の6割は失われた。
また運動に関しても、ガチるならば自分としては水泳がしたかったのだが、公営プールは基本的に電子機器の装着が禁止されていた。
(一部の自治体では緩和の動きがあるらしい。もっとこの動きが広がってくれれば良いが…)
加えて、確かに心拍数や運動強度は測れるものの、Miband5の精度はいまいちであるように感じていた。運動をするモチベーションを維持するには、ある程度その精度が信頼できないと困る。
Mi band 5 はコスパとしては抜群だったものの、やはり安かろう悪かろうという側面は否めなかった。特に、操作の遅延が大きく、画面の変化がカクカクなのはあまり気に入らなかった。スマホの通知がバンドに飛んでくるのは嬉しい機能ではあったが、画面が小さすぎ、解像度が低すぎて読みづらかった。また、秒を表示できる文字盤が一つも無かった。
そういったわけで、購入した理由の大部分が失われ、ちょっとしたペインポイントも蓄積し、そもそも普段腕時計を付けないので、付けてると気になってしまうといった個人的な理由もあり、飽きてしまったのでした。
契機
それからしばらく経って1週間くらい前のこと。友人にランニングを勧められ、せっかくだしMibandを付けて走ってみるかと思ったものの、充電ケーブルも本体も見つからない。部屋のどこかに紛失してしまったのでした。安いからと雑に扱いすぎた。
そこで、新たにスマートウォッチを買おう、という判断に至ったわけです。
要件は以下の通り。
- ある程度信頼できる精度で運動の記録ができる
- 操作がカクつかない
- それほど高くない(3万円以下)
Redditを中心にネットで調べた感じ、今年出た Amazfit Active 2 がコスパ抜群かつ精度も高そうな雰囲気。
特にこのレビューは参考になった。
ヨドバシカメラで触ってみたら、画面操作もたいへんスムーズでいい感じ。また、当初要件として考えていなかったのだが、見た目もちゃんとした腕時計っぽい高級感が漂っていてカッコいい。
通常版 vs プレミアム版
買うならAmazfit Active 2だな、と決心したものの、最後の選択として、通常版とプレミアム版のどちらを選ぶかという選択肢が残った。
通常版に比して、プレミアム版は以下の特徴がある。
- 黒いシリコンバンド→黒い革バンド+オレンジのシリコンバンド
- 強化ガラス→ゴリラガラス
- NFC対応を追加
- 3000円高い
見た目はそんなに気にしていないので、バンドは重要ではない。
ゴリラガラスは魅力的だが、そんな傷がつくようなハードなアクティビティをするつもりはない。最も早く寿命が来るのはバッテリーのはず。
NFCはちょっと魅力的だが、詳しく調べたところ、基本的にEU圏でしか旨味が無さそうだった。
クレジットカードを登録するにはサードパーティのサービスに登録する必要があり、そのサービスはEU圏の銀行が発行したクレジットカードしか扱っていない。また、Mastercardにしか対応しておらず、私はMastercardのクレカを持っていない。
あとはNFCを使うとしたらスイカだが、これも対応しているか疑わしい。ヨドバシカメラ店頭では「スイカ非対応」となっていたので、それを信じた。
というわけで、通常版の購入に至りました。約17000円。
レビュー
まだ買ってから3日ですが、全体的にすごく気に入ってます。
機能
文字盤はAdvancedってやつを使用中。表示されるデータが多く、タッチすればその指標の詳細にすぐ飛べるのがとても好き。
自分がスマートウォッチに求めているのは、ゲームのHUD的な機能なのかもしれない。数字がたくさんあるとテンションが上がる。
HUDといえば、マップを端末内に保存して、内蔵GPSが使えるのもちょっと嬉しい。まだ実運用はできていないが、こんな感じで表示できるらしい。
原神のミニマップみたい。これもまた、歩く動機に繋がる。
ちなみに現在は文字盤が四角いSquareバージョンも出ているようだが、四角いと変にApple watchを意識している感があって嫌だったので選択肢には入れていなかった。原神のミニマップは円形だし。
操作のスムースさは前述の通りだし、各機能にアクセスするUXもまあまあ直感的。特にこの文字盤ならば、ワンタッチで各機能にアクセスできる。
また、飛び道具的な機能として、Zepp flowという機能がついている。これはGPT-4oを搭載した音声認識機能で、「心拍数」と言えば心拍数計測を始めてくれるし、「3分タイマー」と言えばタイマーを3分にセットして起動してくれる。
今のところラーメンを作るときくらいしか使っていないが、概ね期待通りに動作してくれている。Miband5にもAlexaインテグレーションが一応あったが、全く使い物にならなかった。これに比べれば大きな進歩。
着け心地
前述の通り、私は腕時計を着けたことがない。なので、着けていると気にならないかが大きな懸念点だった。Amazfit active 2はMibandよりかなり大きくなるので尚更。
この点に関しても、今のところ不快感を感じたり、集中が削がれるということは起きていない。バンドはある程度太さがあったほうが、圧力が分散されて良いのかもしれない。
バッテリー
公称では10日機能すると言っているが、現在の自分の使い方だと7日くらいという感じ。お風呂やシャワーに入る時だけ外して充電する、という運用で十分なんとかなる。
上記の写真は1日中カンファレンスを歩き回った夜に撮影したものだが、バッテリーは8%しか減っていない。が、その後エクササイズモードを起動して50分間Beatsaberをプレイしたら、5%くらい減っていた。
毎日ガッツリ運動するような人だったら5日くらいでバッテリー切れしてしまうかもしれないが、それでもApple watchに比べれば全然良いはず。
センサーの精度
これは他に心拍数センサーとかを何も持っていないので、正しいのかどうか全くわからない。
ただ、Beatsaberを50分やって483kcal消費という数値は、ネット上で出てくる情報と一致している。
また、睡眠のトラッキングはかなり精度が高そう。これもまだサンプル数はn=3位しかないが、横になりながらぼーっと動画を見ていても、睡眠状態と判断されることは今のところない。翌日確認すると、納得感のある入眠時間になっている。
Zepp Appがかなり良い
これは厳密にはスマートウォッチ自体の話ではないものの、スマホと連携するためのアプリがかなり便利だった。
Mi band時代からかなり大きく進化していて、特に良いのは食べ物を記録できる点。写真や文章での説明から、カロリーを推定してくれる。
まとめ
まだ購入して数日ですが、Amazfit Active 2はかなり気に入っています。今のところ残念な点は見当たりません。
これだけの機能を持ちながら、17000円で手に入ったのは驚き。3万円以下のスマートウォッチを探しているなら、間違いなく最有力候補の一つでしょう。
逆に、スマートウォッチでの決済機能(特にSuica)を重視する人や、豊富なサードパーティアプリを使いたい人は、他の選択肢を検討した方が良いかもしれません。
興味深いユースケースとして、Amazfit active 2 で記録したアクティビティはStrava(運動記録用のアプリ)へSyncすることができ、Stravaのアクティビティはintervals.icuへSyncしたり、API経由でデータを取ってこれるらしい。
見た感じ、StravaのAPIはかなり良くできていそうだが、アクセスするのが若干めんどくさいらしい。その場合は、intervals.icuからAPI経由でデータを取ることもできる。
上手く使えば、面白い使い方ができるかもしれない……
新しい記事
古い記事

2025年8月5日、6日に開催されたGoogle Cloud Next Tokyo 2025の参加メモをGeminiに要約させたもの。
関連するかもしれない記事

『いじわるな遺伝子: SEX、お金、食べ物の誘惑に勝てないわけ』(テリー バーナム (著), ジェイ フェラン (著), 森内 薫 (翻訳)) の読書感想文です。

2025年8月5日、6日に開催されたGoogle Cloud Next Tokyo 2025の参加メモをGeminiに要約させたもの。

フォンテーヌ廷の夕暮れ時に流れる水神様のテーマをアコギで弾けるようになるぞ、という意思表明の記事です。

日帰り弾丸旅行に行ってきました。その旅行記と写真集と感想です。

Internet checkpoint と呼ばれる奇妙なインターネットの片隅について。